宇良は玉鷲にはたき込まれ、自己最高位で臨んだ場所の負け越しが決まった。

 10日目の高安戦で右膝を痛め、そこから5連敗。玉鷲にしっかり見られての黒星を「いつも“見られる”形になるけど、いい時はこっちが(相手を)見ている。周りに“宇良が見ている”と思われるようにしたい」と振り返った。千秋楽は千代の国戦。「明日勝てば7勝8敗。(6勝9敗と)全然違います」。珍しく闘志をちらつかせた。