大相撲の夏巡業は15日、青森市で行われ、地元青森県鰺ケ沢町出身の十両誉富士(32=伊勢ケ浜)が子どもとの稽古に約1年ぶりに登場した。

 屈指のエンターテイナーは安美錦や阿武咲、宝富士という青森出身の関取の中で大とりで登場すると、数々の“技”を披露。子どもに塩をまかせた場面では、1度は食らうものの、2度目はサッと軽快な動きで避けてみせる。さらに、子どもを頭上に掲げて、従来の「スーパー・シルクドソレイユ・ヘリコプター」とは違って、相手の体を支えながら回転する“新技”「スーパー・ウルトラサンダー・ヘリコプター2017」(いずれも誉富士が命名)では最後、目が回って自ら崩れ落ちるお約束も。

 「新技は安全面を考慮して支えるようにしています。昨今、安全面への配慮は大事ですからね」と笑わせていた。