貴景勝が同じ押し相撲の玉鷲に、押し勝って突き出した。

 今場所は横綱、大関を破る活躍で初の殊勲賞も「たまたま勝っただけ」と喜びはない。来場所で番付を上げることは濃厚だが、前頭筆頭だった名古屋場所は5勝10敗とはね返された。それだけに「もっと全体的に磨かないといけない。勝てる相撲は何番もあった。来場所に向けて精神面も鍛える」と気を引き締めた。