3場所連続休場中の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)の復活に、角界のご意見番が太鼓判を押した。

 大相撲九州場所(12日初日、福岡国際センター)に向けて4日、福岡・大野城市の部屋で大関高安と三番稽古を行い、13番で9勝4敗。見守った解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)は「だいぶ戻ってきた。名古屋(場所)のころはたるんでいた体も張っていた。状態はいい。胸を合わせれば負けることはない」と手放しでほめた。稀勢の里は「いろいろやってみたいこともできた。(北の富士氏がいると)緊張感があっていい」と、手応えと感謝を口にした。