大相撲の横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)が9日、福岡・大野城市の部屋で稽古を行った後に、九州場所(12日初日、福岡国際センター)への出場を明言した。秋場所の全休を含む3場所連続休場中だったが「一生懸命やるだけです。しっかり結果を残せるようにしたい」と意気込みを語った。

 春場所で左上腕付近を負傷すると、夏場所を途中休場。名古屋場所は左足首を負傷して途中休場すると、秋場所は02年春場所で初土俵を踏んで以来、初の全休を経験した。しかし、秋巡業からは順調に稽古を積んでいき、調子を上げてきた。この日も「しっかり仕上げてきましたから。やるだけという感じ。いつもやる気満々で出てますから」と自信をのぞかせた。