日本相撲協会は12日、大相撲初場所(14日初日・両国国技館)の15日間の懸賞本数について、12日時点の申し込みが過去最多を上回る2239本に達したと発表した。従来の記録は昨年5月の夏場所で2153本。

 元横綱日馬富士の暴行問題など不祥事で揺れた中での関心の高さに、八角理事長(元横綱北勝海)は「ありがたい」と感謝した。

 協会担当者によると昨年9月から申し込みが始まり、11月の暴行問題発覚後も辞退する例はなかったという。一般企業などから10件以上の新規申し込みがあり、力士指定で懸けられた本数では横綱稀勢の里が現時点でトップ。横綱白鵬、関脇御嶽海の順で続いている。昨年初場所の総本数は1850本だった。

 今後、休場力士などが出た場合に取りやめが増えれば、総本数が変わる可能性もある。