前相撲で、納谷(17=大嶽)が豊昇龍(18=立浪)と2戦2勝同士で対戦し、すくい投げで勝ち、3勝で新序出世一番乗りを決めた。

 納谷に敗れた豊昇龍は「立ち合いが失敗。突っ張ってくると思ったら、胸から来た」という。納谷を「ライバルと言われますから」と特別な存在と認めているだけに、なおさら悔しい。「来場所、序ノ口で当たるかもしれない。その時は絶対に勝ちます」と断言した。能弁な一方、この日は倒れた直後、一瞬右手で土俵をたたきそうになった。おじの朝青龍の現役時を思わせる闘争心が垣間見えた。