大相撲の横綱白鵬が主催する少年相撲の国際親善大会「白鵬杯」が12日、東京・両国国技館で行われ、日本やモンゴルなど8つの国・地域から出場した約1300人が熱戦を展開した。8度目の開催を迎え白鵬は「この経験を生かして、大相撲を世界中に広めてもらいたい。子供たちが伝統文化を支える人材」と実感を込めた。

 白鵬の長男で小学3年生の真羽人君は3度目の出場で初白星を挙げた。「うれしかった」と喜ぶ息子以上に、父は満面の笑みだった。

 トークショーでは元横綱3代目若乃花の花田虎上氏と初対面した。白鵬は「入門した時から(花田氏の相撲の)映像を見ていた。取りづらいんだろうなあと思っていた」と話した。花田氏は参加した子供たちに「僕のようにあまり大きくない力士でも努力して稽古を積めば強くなれる。白鵬を目指して頑張って」とエールを送った。