大相撲の貴乃花親方(元横綱)が13日、宿舎を構える京都・宇治市で、春場所初日から2日連続で役員室に姿を現さなかったことについて言及した。

 役員待遇委員の同親方は本来、本場所中は役員室に出勤する必要があるが「育成が本分ですからね。ちょっとまだ目が離せないですね。教える方も生き物ですから。稽古だけじゃなくて、寝ること、食べること、休むこともありますから。注視していきたい」と説明した。

 12日夜には、部屋のホームページを更新し、元横綱日馬富士関の傷害事件の被害者で弟子の十両貴ノ岩の、心身への影響などを理由に会場に滞在することが難しい状況であることを説明していた。

 そしてこの日朝、「途中休場もやむを得ないかもしれないと、主治医からも言われている。何連勝しても、勝ち越しとなっても体調があれ(悪く)になったらすぐに休場させます」と説明した。