大相撲春巡業が15日、群馬・高崎市で行われ、平幕の豊山(24=時津風)が人生初体験をした。

 この日、兄弟子の正代が会場まで来るも、右足の蜂窩(ほうか)織炎により休場となった。正代は、鶴竜の横綱土俵入りで太刀持ちを務めていたため、朝稽古後に急きょ同部屋の豊山が代役を務めることになった。

 少し緊張した表情ながらも無難にこなしたように見えたが「かなり緊張しました。太刀を持つ手もプルプルした。点数は30点」と苦笑い。西の花道から幕内土俵入りを行った後に、鶴竜のいる東の花道まで走って移動したといい「久しぶりに走った。まだ意外と走れるんだなと思った」とニヤリとした。