西十両筆頭阿武咲(21=阿武松)が琴勇輝に敗れ、5勝3敗となった。立ち合いから激しい突き押しの応酬となり、突き落とされた。右膝後十字靱帯(じんたい)損傷で先場所は全休。幕内から陥落し、治療、リハビリに時間をかけ、場所前に相撲を取り始めたのは番付発表翌日の5月1日だった。5連勝後の3連敗には、稽古不足も影響していると思われるが、本人は否定。「力がないだけです。できることをやるだけ。これが今の実力です。何とかしようと思ってるんですが…」と言い訳しなかった。