長野県は8日、大相撲名古屋場所で初優勝した同県上松町出身の関脇御嶽海にスポーツ特別栄誉賞を授与すると発表した。

 同賞は県民栄誉賞に次ぐ賞で、これまでに平昌冬季五輪ノルディックスキー複合個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得した渡部暁斗ら県にゆかりのある9人に贈られた。

 御嶽海は13勝2敗の成績を収め、県出身力士としては、現行の優勝制度が確立した1909年以降初めて賜杯を手にした。

 8日に記者会見した阿部守一知事は「多くの県民に喜びと大きな希望をもたらした業績をたたえたい」と述べた。