大相撲の横綱鶴竜(井筒)が、33歳の誕生日を2日後に控えた8日、夏巡業が行われた東京・渋谷区の青学大で、一足早く関係者らに祝福された。

 角界屈指のサッカー通とあって、サッカーボールをイメージしたケーキを贈られると「ヘディングした方がいいの?」と、ジョークを交えて笑顔を見せた。誕生日を迎える喜びを問われると「もう、そういう年齢じゃないよ」と、目を細めてまた笑った。

 夏巡業には7月29日の初日から参加しているが、この日まで朝稽古では相撲は取らず、関取衆のぶつかり稽古に胸を出す段階にとどまっている。

 「(相撲を)取ってもいいけど、あえて抑えている。順調にきている。ここから第2段階」と、あくまでも9月9日の秋場所(東京・両国国技館)初日を照準にしていることを強調していた。