大相撲の前頭錦木(27=伊勢ノ海)が14日、岩手・奥州市で行われた夏巡業で、横綱鶴竜の“かわいがり”を受けた。

 岩手県出身とあって、同じ時津風一門の鶴竜に約5分間、ぶつかり稽古で胸を借りた。何度も転がされるたびに、場内の歓声が大きくなり、稽古後、引き揚げる際には約3000人の観衆から大きな拍手が起きた。錦木は「関取として岩手に戻ってくることができてよかった。小さい子どもも、僕のことを覚えてくれて、『誰だ?』ってことにならずによかった」と、笑顔で話した。