大相撲秋場所(9月9日初日、東京・両国国技館)で大関とりに臨む関脇御嶽海(25=出羽海)が31日、両国国技館で行われた横綱審議委員会(横審)による稽古総見で、1勝13敗と低調ぶりを見せてしまった。

平幕の関取衆との申し合い稽古では1勝2敗とし、その後横綱白鵬には0勝3敗、横綱鶴竜、稀勢の里、大関栃ノ心らとの申し合いでは1度も白星を手にすることはできなかった。それでも本人は落ち込むことなく「こんなもんじゃないですか。いつも通りです」と涼しい顔。初日に向けて「春日野部屋への出稽古で自信をつけていきたい」と話した。

一方で八角理事長(元横綱北勝海)からは「気迫不足。(大関に)上がるんだという認識不足。もっとガツガツ行かなければ。稽古場でもいい相撲を取らないと。物足りない」と苦言を呈された。