大相撲秋場所(9日初日、両国国技館)で大関とりのかかる関脇御嶽海(25=出羽海)が4日、都内の春日野部屋で出稽古を行い、大関栃ノ心、平幕の栃煌山、碧山と相撲を16番とった。

5勝11敗と“場所相撲”の男らしい内訳だが、栃ノ心相手に低く鋭い踏み込みを見せるなど、ペース配分を考えている様子。前日は逆に出稽古に来た3人と19番とった。この日の稽古後は「疲れたね。ノルマが15番って決まってたらいいのに」と苦笑いを浮かべた。5、6日も春日野部屋でき、スタミナ強化を狙って同じくらいの番数を重ねる予定だ。普段の場所前より、熱のこもった稽古を続けているように見えるが、本人は「いつも通りです」。マイペースを守っている。