横綱白鵬(33=宮城野)らが出稽古した東京・両国の時津風部屋に5日、豪栄道(32=境川)、高安(28=田子ノ浦)の両大関も足を運び稽古した。

手始めに豪栄道が正代(26=時津風)、豊山(24=同)と6番取って全勝。高安も朝乃山(24=高砂)と6番取って5勝。平幕上位との手合わせで“ウオーミングアップ”を終えると、両者により三番稽古(同じ相手と連続して相撲を取る稽古)を開始。最初の一番こそ高安が突き出したが、その後は重心の低い攻めがさえ豪栄道の6連勝で終わった。

腰痛など不安を抱える高安だが、稽古後は穏やかな表情で「せっかく来たので1番でも多く、いろいろな力士と肌を合わせたかった。初日も迫っているし、今日の稽古を参考にしたい」と話した。一方の豪栄道も「いい稽古が出来た。順調に稽古を積めてきた。調子はいいと思う」と満足そうな表情で収穫を感じ取っていた。