大相撲秋場所(東京・両国国技館)初日前日の8日、両国国技館で土俵祭りが行われ、大関とりの関脇御嶽海(25=出羽海)がマイペースぶりを見せた。

夏場所で9勝、初優勝した名古屋場所で13勝を挙げて大関とりにリーチをかけた御嶽海。大関とりへ今場所は11勝以上が必要となり、さらに横綱戦での白星も重要になる。気合が入る場所になるのは間違いないが、自信を問われると「ないです」とおどけた。目標を問われても「勝ち越しでいいんじゃないですか。8番も10番も一緒」と相変わらずのマイペースぶりを披露した。

土俵祭り後には、初めて優勝額の贈呈式に参加した。国技館の天井四方に飾られる巨大な優勝額を前に記念撮影を行い「緊張しました。汗が止まらない」と初々しかった。

最近は「これが食べたいというのがない。優柔不断になっている」と食欲はあるが、食へのこだわりが薄くなっているのが悩みだとか。それでも相撲の話になると「前に出て押していきたい」と明確な狙いがすぱっと出た。