進退を懸けている横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)と大関とりのかかる関脇御嶽海(25=出羽海)に土がついた。

5連勝中だった稀勢の里は、前頭2枚目千代大龍(29=九重)に左からはたかれて体勢を崩し押し出された。御嶽海は大関豪栄道(32=境川)に前まわしを引きつけられて寄り切られた。豪栄道は5勝1敗とした。

残る2横綱は連勝を6にのばした。白鵬(33=宮城野)は行司差し違え。土俵際で前頭3枚目正代(26=時津風)にうっちゃられたが、正代の左足かかとが先に出ており、寄り倒しの勝ちとなった。鶴竜(33=井筒)は小結玉鷲(33=片男波)を突き出した。

大関高安(28=田子ノ浦)は前頭筆頭の魁聖(31=友綱)を寄り切って6連勝とした。かど番の大関栃ノ心(30=春日野)は前頭筆頭の勢(31=伊勢ノ海)を右から突き落として4勝目を挙げた。

人気力士の前頭3枚目遠藤(27=追手風)は同5枚目妙義龍(31=境川)に一方的に寄り倒されて1勝5敗となった。

6日目を終わって勝ちっ放しは白鵬、鶴竜、高安、前頭9枚目北勝富士(26=八角)の4人となった。