大関高安(28=田子ノ浦)が無敗を守った。

全敗の小結玉鷲(33=片男波)との一番。立ち合いでかち上げ、右を差してまわしに手が届いたが、玉鷲が右へ回り込んで手が離れた。下から突っ込んできた相手を左にかわしてはたき込み。内容を問われると「どういう形だったか覚えていないけど、圧力はかけられた」とうなずいた。

全勝で中日を迎えるのは昨年の春場所以来4回目。兄弟子の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が進退を懸ける場所として注目される中、好調を維持している。「体が動いている。場所前からしたらいいんじゃないですか」と淡々と語って支度部屋を後にした。