東前頭6枚目輝(24=高田川)が幕内通算100勝を達成した。星を3勝5敗として後半戦に臨む。

東前頭4枚目千代の国(28=九重)を右で張って後退させると、右へいなされすかさずのど輪。右を差して左上手をつかんで押し込んだが、俵に足を掛けた千代の国に上手投げを食らった。同時に輝も千代の国を押し倒し、ほぼ同体だったが物言いはつかず、輝に軍配が上がった。

僅差の白星に「危なかった」と支度部屋で一息ついた。「前に出るしかなかった。一生懸命やったす」。

新入幕は2016年初場所。所要15場所、24歳で迎えた節目の記録に「全くそんなこと気にしていなかった」と無関心だった。

中日は3場所連続で黒星。黒星は先行しているが、粘りの1勝を挙げ「徐々に良い相撲が取れるようになってきた」と後半戦へ弾みをつけた。