元横綱大鵬の孫、東幕下60枚目納谷(18=大嶽)が六番相撲に臨み、押し出しで星を五分に戻した。

東三段目3枚目隠岐の浜(21=八角)を押し出しで下した。立ち合いで「弾くように突き放せなかった」と反省するが、一歩も引かず常に前へ出た。

五番相撲で敗れた夜、埼玉栄高の恩師、山田道紀監督から電話で「攻めきらなきゃ」とげきを飛ばされた。「気合が入った」と納谷。3勝3敗。七番相撲で勝ち越しを目指す。負け越せば三段目陥落が決まるが「しっかり気負うことなく自分の相撲を取れるようにしたい」と、番付は意識しなかった。