初日から10連勝していた横綱鶴竜(33=井筒)に土がつき、横綱白鵬(33=宮城野)が全勝で単独トップに立った。

白鵬(33=宮城野)は、1敗で追っていた大関高安(28=田子ノ浦)を右から張って押し倒した。鶴竜は、大関栃ノ心(30=春日野)につり上げられて寄り切られた。栃ノ心は7勝目で、かど番脱出に王手をかけた。

8場所連続休場からの復活を目指す横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は、関脇逸ノ城(25=湊)に一方的に押し出されて3敗目を喫した。

大関豪栄道(32=境川)は前頭3枚目正代(26=時津風)を寄り切って連敗を免れ、2敗を守った。

関脇御嶽海(25=出羽海)は前頭筆頭の魁聖(31=友綱)に寄り倒されて5敗目を喫し、今場所後の大関昇進は絶望的になった。

11日目を終わって全勝は白鵬、1敗で鶴竜、2敗で豪栄道、高安、前頭13枚目貴ノ岩(28=貴乃花)が追っている。