西前頭16枚目で幕尻の石浦(28=宮城野)が西前頭12枚目錦木に寄り切りで敗れ、負け越しが決定。昨年九州場所以来の十両陥落が濃厚となった。

「立ち合いの当たりも悪くなくて、途中までは良かったのに、中途半端なまま無理に出ようとして…。自分で勝手に相撲をとって、勝手に負けちゃった感じ。しょっぱい相撲です」

173センチ、116キロは幕内で最も小兵。スピードを生かした、躍動感ある取り口で人気を集めるが、これで4場所連続の負け越し。

「もう1回、ちょっと自分の相撲を見つめ直さないとダメですね。全部中途半端。幕内で戦う体の力をつけないと。時間はかかりますけど、目標とする自分の相撲を作っていきたいです」と現実を受け止めていた。