横綱鶴竜(33=井筒)が不用意な取り口で、優勝争いから1歩後退した。

大関高安に上手投げで敗れて10勝2敗。立ち合いすぐ、左まわしをとったが切られ、右手はまわしにかかってものの、取り切れず、そこから後手に回った。「いや~当たった感じがないんですよね。何となくふわっと立って、何となく巻き替えにいったところを投げられて…。集中してないんですよね」。前日の11日目に栃ノ心に初黒星を喫し、2連敗となった。高安とは直近5戦で1勝4敗。やりにくさもあったのか、表情は終始さえなかった。