元横綱日馬富士の傷害事件を巡り、被害者の貴ノ岩関が慰謝料など約2400万円の損害賠償を求めた訴訟で、貴ノ岩関側は30日、提訴を取り下げた。「提訴により母国のモンゴルでバッシングを受けたため」などと理由を説明している。

慰謝料や治療費のほか、事件がなければ得られた給与や懸賞金、巡業手当などを請求していた。

元日馬富士は昨年11月、事件の責任を取って引退。昨年12月に傷害罪で略式起訴され、罰金50万円を納付した。起訴内容などによると、秋巡業中の昨年10月26日未明、鳥取市内にあるラウンジの個室で、貴ノ岩関をカラオケのリモコンで殴るなどし、約12日間のけがをさせたとしている。