東三段目10枚目琴手計(ことてばかり、19=佐渡ケ嶽)が西三段目11枚目納谷との“同級生対決”を制し、2勝目を挙げた。

両差しに持ち込み、後は焦らず追い込んだ。

「焦るのが自分の悪い癖。焦ると投げを食らうので、自分の型を守って攻めようと思った」

名横綱大鵬の孫として注目を集める納谷とは、高校相撲界の強豪・埼玉栄高の同級生。名古屋場所の初顔合わせも押し倒しで勝った。これで直接対決は2戦2勝だ。

ただし、それほど特別な意識はないという。「(同級生として)ちょっとだけ意識はありますけど…。相手が誰であろうと自分の形で相撲をとることだけを考えています」。好敵手との戦いを制し、満足そうだった。