元横綱大鵬の孫、西三段目11枚目納谷(18=大嶽)が、高校時代の同級生に敗れ、今場所初黒星を喫し、1勝1敗となった。

完敗だった。埼玉栄高の同級生、東三段目10枚目琴手計(19=佐渡ケ嶽)と、今年名古屋場所以来2度目の顔合わせ。立ち合い負けでもろ差しを許し、苦しい体勢となった。苦し紛れに小手投げを打つも、なすすべなく寄り切りで敗れた。「突き放してまっすぐ前に出たかったけど…。良いところが全くなかった」と肩を落とした。

前回は押し倒しで敗れ、リベンジを期す一番だっただけに悔しい表情を見せた。高校時代は琴手計の方が格上。稽古でも全く勝てなかった。「(琴手計は)体が柔らかいので力が伝わりにくい。組まれると厳しい」。星は五分となったが、三番相撲へ「しっかり足を運んで前に出る相撲を取りたい」と意気込んだ。