小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が、小結魁聖(31=友綱)を突き落とし、初日からの連勝を6に伸ばし単独トップに立った。

200キロ超えの魁聖に対して正面からぶつかった。右ののど輪で上体を起こした瞬間、左に回り込んで左腕を真横に一振り。右腕付近にぶつかると、魁聖はたまらず両手を土俵についた。

連日、貴景勝らしい攻めの相撲が続いている。この日も「積極的にいきました。(まわしを)どこも取られたくなかった。相手の形になると勝てない」と先手、先手で攻め続けた。

気持ちで相撲を取ることを信条としていて「帰りの車で悔しがらないように。絶対気持ちで負けないようにと思っている」と、日々全力で一番に取り組んでいる。単独トップに立ったが「相撲は6日で終わりじゃない。倍以上あるから関係ない。何も考える必要ない」と厳しかった。