大関豪栄道(32=境川)が4連勝で星を伸ばしている。5日目までに3敗を喫していたが、この日は東前頭5枚目千代大龍(30=九重)を引き落としで下した。

豪栄道がパッと横に動いた。幕内屈指の当たりの強さを持つ千代大龍に対し、立ち合いで左に変化。そのまま引き落としを決め、白星を挙げた。変化の理由を「横から攻める意識だった」と説明。「今日は内容が内容なだけに何ともいえない」と口数は少なかったが「勝ってる分、気分は良い」と白星を素直に喜んだ。

3横綱休場に加え、前半戦は豪栄道含め上位陣が不安定だったが、ようやく星が伸びてきた。小結貴景勝(22=千賀ノ浦)とは2差だが「またここから」と逆転優勝へ意気込んだ。