小結貴景勝(22=千賀ノ浦)が、西前頭2枚目玉鷲(34=片男波)を突き落としで下して単独トップを守った。

頭同士からぶつかる激しい立ち合いから、互いに1歩も引くことはなかった。貴景勝がやや前に出たが決めきれず、互いに得意としている突き押しの応酬になるかと思われたが、冷静に左からの突き落としで11勝目を挙げた。

初優勝への期待は日に日に高まるが「あまり、というか明日の準備をして明日の相手に向かって集中するこどけを考えて。そんなにうまくいかないと思っている。身の程をわきまえて準備したいと思います」と冷静だった。