横綱白鵬(33=宮城野)は6日、冬巡業5日目にして初めて朝稽古の土俵に入り、ぶつかり稽古で貴景勝に胸を出した。10月に右膝と右足首を手術し、九州場所は全休とあって、関取衆と胸を合わせるのは秋場所以来、約2カ月半ぶり。突然、土俵に上がって貴景勝を指名し、約6分間、稽古をつけた。途中「優勝したんだから、ホラッ」と、疲れ果てて肩で息をする貴景勝にハッパを掛けた。

昨年10月の元日馬富士の暴力事件の際は現場となった酒席にいた。それだけに貴ノ岩の暴力問題については付け人を介し、取材に応じないと宣言。それでも貴景勝を指名したことについては「今後の経験につながる」と話した。