大相撲の冬巡業が11日、鹿児島・日置市で行われ、朝稽古で大関高安(28=田子ノ浦)が横綱白鵬(33=宮城野)から“かわいがり”を受けた。

約6分間、ぶつかり稽古で胸を出した白鵬に当たっては転がされた。体は砂まみれになったが「なかなか厳しくやってくれる相手はいない。初心に帰ることが大事なので」と感謝した。ここ1年間で優勝次点が3度。先月の九州場所では貴景勝に賜杯を譲った。「伸び盛りですね。負けないように頑張ります」と、落ちついた口ぶりで若手への意識を語った。