大相撲の横綱白鵬(33=宮城野)が、約3カ月ぶりに実戦的な稽古を行った。21日、埼玉・川越市で行われた冬巡業の朝稽古で、前頭正代と8番取って全勝。終始、軽快な動きを披露した。10月に右膝と右足首を手術し、11月の九州場所は全休。冬巡業では前日20日まで、土俵下での基礎運動やぶつかり稽古で胸を出すなどして汗を流していた。

稽古後は「3カ月ぶりの実戦。気分がいいね」と笑顔だった。土俵下ですり足を繰り返す中で「調子がいいぞ、できるぞと思ってやった」と、急きょ決断したという。違和感もなく巡業最終日の今日22日も継続予定。初場所(来年1月13日初日、東京・両国国技館)へ「十分すぎるほど時間はある」と、力強く話した。