大相撲の幕下貴公俊(21=千賀ノ浦)が25日、この日発表された初場所の番付発表に合わせて、しこ名を「貴ノ富士」に改名することを発表した。

前師匠の元貴乃花親方(元横綱)が命名。解説者の北の富士勝昭氏(元横綱)らから「名誉ある名前で伝統をつないでほしい」という意味を込められた。

「相撲人生を1回リセットしようと思った」。新十両として迎えた3月の春場所中、付け人に暴行をはたらき謹慎処分を受けた。「前のしこ名で良いことも悪いこともあった。再スタートを切りたい」と、心機一転で土俵に立つ。

来年1月の初場所は東幕下3枚目として迎え、十両復帰も近い。「やるからには全部勝ちたい。体づくりをして、しっかり調整して場所を迎えたい」と意気込んだ。