日本相撲協会は11日、審判部が東京・両国国技館で大相撲初場所(13日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。

初場所で進退をかける注目の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)は初日に結びの一番で小結御嶽海(26=出羽海)と、2日目は西前頭筆頭の逸ノ城(25=湊)との対戦が組まれた。過去の対戦成績は御嶽海には6勝1敗、逸ノ城には8勝6敗だが、直近の対戦(17年九州場所、18年初場所、同秋場所)では3連敗している。

他の横綱は、白鵬(33=宮城野)が初日に19場所ぶりの三役返り咲きの小結妙義龍(32=境川)、2日目は東前頭筆頭の栃煌山(31=春日野)の挑戦を受ける。鶴竜(33=井筒)は初日が栃煌山、2日目は御嶽海と対戦する。

昨年11月の九州場所で初優勝を果たし、新関脇に昇進した貴景勝(22=千賀ノ浦)は、初日に東前頭3枚目の正代(27=時津風)、2日目は西前頭3枚目の松鳳山(34=二所ノ関)と対戦する。横綱、大関との対戦は終盤戦が見込まれ、白星を重ね上位陣にも好成績を挙げれば、大関昇進の期待もかかる。

また、インフルエンザにかかった大関高安(28=田子ノ浦)も初日から出場するなど、十両以上の休場者はなかった。初日、2日目の三役以上の取組は以下の通り。

【初日】(左が東)

松鳳山-玉鷲

貴景勝-正代

北勝富士-栃ノ心

錦木-豪栄道

高安-逸ノ城

鶴竜-栃煌山

妙義龍-白鵬

稀勢の里-御嶽海

【2日目】(左が西)

松鳳山-貴景勝

玉鷲-正代

妙義龍-高安

栃ノ心-錦木

豪栄道-北勝富士

逸ノ城-稀勢の里

御嶽海-鶴竜

白鵬-栃煌山