負けじとファン満足度1位になる! 大相撲西前頭3枚目の松鳳山(34=二所ノ関)が11日、東京・千代田区にある航空会社スターフライヤーのアンテナショップで、同社から新しい化粧まわしの贈呈を受けた。

スターフライヤー航空機の尾翼のデザインで、右上には金星と14個の白色の星をちりばめて15戦全勝を祈願した。松鳳山は「すてきなデザイン。今場所は横綱、大関と当たるので1つでも勝って、みんなに見てもらえるような相撲が取りたい。スターフライヤーの航空機のように上がっていきたい」と意気込んだ。

北九州市に本社を置くスターフライヤーは11年から地元貢献の一環で、周辺地域出身のスポーツ選手へ輸送協力などのサポートを実施。大相撲の本場所が開かれる東京、大阪、名古屋、福岡に就航していることもあって、実家が北九州空港から車で1時間ほどの福岡・築上町にある松鳳山にも、17年から懸賞金を掛けていた。

同社は昨年11月にはJCSI(日本版顧客満足度指数)の「国内航空部門」の調査で、第1回から10年連続で顧客満足度第1位を獲得。同じく11月の九州場所で松鳳山が10勝を挙げるという「10」つながりの縁もあり、化粧まわしの贈呈が決まった。内田晶夫CS推進部長は「(2月に)35歳になるが、幕内最年長力士を目指して活躍してほしい」と願った。

初場所初日から着ける予定の松鳳山は、初日が関脇玉鷲、2日目が新関脇の貴景勝との取組が決まった。「いい相撲を取りますよ。関脇に勝たないと関脇には上がれない。気合が入る。ファン満足度1位を目指します」。スターフライヤーの後押しを受けて、上昇気流をつかむ。