進退をかける注目の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦)が黒星発進となった。小結御嶽海(26=出羽海)に敗れた。17年春場所で横綱に昇進以降、初日に勝った2場所はともに2ケタ白星を挙げ、敗れた5場所はすべて途中休場しており、厳しい船出となった。

横綱白鵬(33=宮城野)は小結妙義龍(32=境川)をはたき込み、鶴竜(33=井筒)は前頭筆頭の栃煌山(31=春日野)を突き出してともに白星スタート。

2場所連続優勝を狙う関脇貴景勝(22=千賀ノ浦)は前頭3枚目正代(27=時津風)を突き出した。

3大関はそろって黒星と波乱。高安(28=田子ノ浦)は前頭筆頭逸ノ城(25=湊)に突き出され、豪栄道(32=境川)も前頭2枚目錦木(28=伊勢ノ海)に上手投げで敗れた。栃ノ心(31=春日野)も前頭2枚目北勝富士(26=八角)に押し出された。

人気力士の前頭9枚目遠藤(28=追手風)は宝富士(31=伊勢ケ浜)を突き落とした。