元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が、人生初のスーツ作りに着手した。初場所7日目の19日、都内の田子ノ浦部屋を訪れた際に明かした。188センチ、177キロだけに「なかなか既製品だとね」と、苦戦ぶりをのぞかせた一方で「似合うかな?」と笑顔で話し、心待ちにしている様子だった。職務分掌表には唯一の「委員待遇年寄」として、全100人の親方衆の中で82番目に記載されていることも判明。元横綱だけに、最高位が関脇以下の若手親方らを上回る階級からのスタートとなった。親方としての職務は2月9日のNHK福祉大相撲からだけに「(スーツが)2月までに間に合うかな」と心配もしていた。