大相撲の元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が、十両豪風の引退に「残念です」などと語った。初場所10日目の22日、都内の田子ノ浦部屋にまげを整えるなど約1時間半滞在後、報道陣に対応。「一緒に切磋琢磨(せっさたくま)してきた。何歳でもやれるような体だと思っていたから残念です。オレが言うのも何だけど、本当にお疲れさまでした」とねぎらっていた。

初土俵は同じ02年。荒磯親方が3月の春場所から前相撲で、豪風が5月の夏場所から幕下15枚目格付け出しでデビューした。当時、中学から角界入りした荒磯親方に対し、7歳上の豪風は、中大から学生横綱のタイトルを手土産に注目の存在だった。相撲経験も雲泥の差とあって、新弟子が約半年間通う相撲教習所を同時期に過ごしたが「教習所では背中を追ってやっていた。いい刺激になりました」と、手本とする部分も多かったという。

荒磯親方は時折、神妙な表情を見せながら数分間、豪風との思い出を語った。「いい稽古をさせてもらいましたからね。(最近も)体を見たら全然落ちていなかった。やれると思っていましたけど」と話していた。