日本相撲協会は4日、東京・両国国技館で「協会員が守るべきこと」と題した研修会を行った。

親方、力士、行司ら全協会員約900人が参加。同協会コンプライアンス委員長の青沼隆之氏、教育研修担当顧問で元参議院法制局調査室長の櫟原(ひらはら)利明氏が1時間余り講義した。暴力や無免許運転など相次ぐ問題を受けた開催で、青沼氏は「お相撲さんはジャニーズ(事務所のアイドル)と一緒。みんなの注目の的」などと、常に見られているという自覚を促した。研修会後、力士会会長の横綱鶴竜は「巡業とかでも日々、気が付いたら言いたい」と話した。今回が「研修ウィーク」の第1弾。今後は部門別に8日まで、計5日連続で研修会が行われる。