白鵬が42度目の優勝に王手をかけた。

呼吸が合わず、高安と2度目の立ち合い。にらみ合いの末に、けんか四つの相手にすぐに差し勝った。右四つから、もろ差しになって寄ると、投げを打ってきた高安を浴びせ倒し。全勝を守った。相手の捨て身の投げは「来るだろうな、と頭にあった」とうなずいた。

優勝がかかる平成最後の一番には「まだそれは言わないで」と余韻に浸っていた。