元横綱琴櫻の孫、西幕下5枚目琴鎌谷(21=佐渡ケ嶽)が7番相撲で湘南乃海に勝って5勝2敗とした。

押し込まれる場面もあったが、相手が巻き返したタイミングで前に出た。立ち合いが2度合わず「気持ちが切れないように気をつけた」といい「短時間で気持ちが整えられた。低く入れたし、後ろには余裕があった」と話した。

来場所はさらに番付が上がり、新十両は目前だ。しかし「上の人と当たるとか考えて、自分の型がバラバラになったらいけない。今場所、負けた相撲は受け身になっている。自分の型にならなくて、相手の型にさせないとか、細かいことも来場所までに修正したい」と冷静に自己分析。

今後、上を目指すために重要なポイントを「相撲のうまい。下手でなく、気持ちの強い人が上に行くと思う。精神面を大事にしたい」。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)、先輩力士の助言にしっかり耳を傾けて、来場所に備えていく。