大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が、モンゴル国籍の離脱を同国政府に申請していることが17日、分かった。日本国籍取得の手続きのためとしている。外国出身力士が親方になるには日本国籍が必要で、白鵬本人も以前から親方として部屋を持つ希望を示していた。

白鵬が日本国籍取得のためモンゴル国籍の離脱を申請したことについて、母国モンゴルでは選択を尊重する声が聞かれる一方で、「心は死ぬまでモンゴル人でいてほしい」と、残念がるファンもいた。白鵬の父、ジジド・ムンフバト氏(昨年4月死去)はモンゴル相撲の元横綱で、国民的英雄。モンゴルでは、ムンフバト氏が白鵬の日本国籍取得に反対していた、との見方が根強い。会社員の男性(35)は「父親が生きていれば、モンゴル国籍離脱という選択はできなかっただろう」と惜しんだ。その上で、将来親方になるなら、モンゴル出身の若者を受け入れ、強い横綱に育ててほしいと期待を示した。