新大関貴景勝の再出場について、横綱鶴竜(33=井筒)は「(症状が)重くなかったってことじゃないですか? 無理してもっと悪くなったら…という状況じゃない。『相撲を取れる』と判断したんでしょう」と語った。

先場所の負け越しで大関から陥落した関脇栃ノ心(31=春日野)は「出れるなら出ればいいと思う。(自分は)どこまで痛いかわからないし…。(来場所が)かど番になりたくないんじゃないかな」。自身は新大関だった昨年名古屋場所で6日目に右足親指付け根の靱帯(じんたい)を痛め、7日目から途中休場、再出場しなかった。「俺は最初“大丈夫、出れる”と思っていたけど、翌朝起きたら歩けなくて、とても無理だった」と自分の経験を振り返った。

2人とも朝稽古後に話した。