元横綱大鵬の孫、東幕下22枚目納谷(19=大嶽)が1番相撲から4連勝を飾り、4場所連続の勝ち越しを決めた。

西幕下9枚目魁渡(22=浅香山)のもろ手突きをものともせず、激しい突っ張りで一気に突き出した。「立ち合いと土俵際が勝負だと思っていた。今日は全然緊張しなかった」と、勝ち越しの懸かった一番で強心臓っぷりを発揮した。

この日の8日目から、今場所付け人を務める新大関貴景勝(22=千賀ノ浦)が再出場する。復帰にあたり直接連絡を取ったわけではないが「出てくれるのはうれしい。1回休場しているけど、できあがりというか、気持ちの立て直しからはすごいので(見習いたい)」と話した。

角界期待のホープは、68年ぶりに大関が再出場するという特別な日を目の当たりにする。