佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男で、祖父に元横綱琴桜を持つ東幕下2枚目琴鎌谷(21=佐渡ケ嶽)が、勝ち越しへ後がなくなり、新十両へ黄信号がともった。

6番相撲で3勝2敗同士の東幕下3枚目一山本(25=二所ノ関)と対戦。長い手足から繰り出す、相手の回転の速い突っ張りを下からあてがったが、耐えきれずに押し出された。1番相撲から3連勝で勝ち越しに王手をかけたが、足踏みが続き、ついに7番相撲で勝ち越しを懸ける。他の力士の状況次第だが、勝ち越しても新十両は決定的とは言い難い状況。「(相撲内容は)ちょっと分からないです。一番一番集中していきたい」と、言葉少なに話した。