元横綱朝青龍のおい、西幕下4枚目豊昇龍(立浪)が20歳の誕生日に踏ん張った。幕内経験者の東同筆頭富士東を先手先手で攻め込み、粘り強く押し出した。

負ければ、序ノ口デビューの昨年春場所からの連続勝ち越しが「7」で止まるところを、星を3勝3敗と五分に戻した。

3番相撲から3連敗で止めた。「今日の相撲で気持ちを入れ替えていこうと思っていました。今まで“絶対に絶対に絶対に勝ちたい”と思い、上半身と下半身がバラバラだったけど、今日は“絶対に勝ちたい”と思ったら、体も動いてくれた」という。「誕生日だし、いつもの1番と違いました」と照れ笑い。先場所も1勝3敗から勝ち越した。それを指摘されると「そうですね」とニタッ。7番相撲で勝ち越す意欲をうかがわせた。