埼玉栄高で高校横綱に輝いた東序ノ口16枚目北の若(18=八角)が、デビュー場所を6勝1敗で終えた。

7番相撲で東序ノ口6枚目千代青梅(33=九重)を、立ち合いから突っ張って一気に土俵外へ持っていった。4番相撲で黒星を喫し、序ノ口優勝は逃したが「いい勉強になった」と、しっかり前を向いた。稽古場では四股やすり足などの基礎運動を重視しているという。師匠の八角親方(元横綱北勝海)のもと「いろんな意味でいい経験、しっかり稽古ができている」と、新しい環境に感謝した。

アマチュアの大会は1、2日で全試合を消化するケースが多いが、プロは15日間の勝負。幕下以下では全7番で「15日間の間に休みがあったりバラバラ。そこの流れを次につなげられたら」と、序二段へ番付を上げることが濃厚な名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)を見据えた。