令和最初の優勝は、西前頭8枚目の朝乃山(25=高砂)が飾った。 大関豪栄道(33=境川)を寄り切って12勝目を挙げ、結びの一番で1差で追っていた横綱鶴竜(33=井筒)が関脇栃ノ心(31=春日野)に敗れ、14日目で自身の初優勝を決めた。

朝乃山英樹(あさのやま・ひでき)

◆生まれ 1994年(平6)3月1日、富山市出身。本名・石橋広暉(ひろき)。

◆スポーツ歴 小4から3年間、ハンドボールで県強化選手にも。相撲も4年から始め富山商高3年で十和田大会2位、近大で西日本選手権2度優勝など。

◆入門 師匠の高砂親方(元大関朝潮)部屋付きの若松親方(元前頭朝乃若)が近大の先輩という縁もあり16年春場所、三段目最下位格(100枚目)付け出しで豊山と同期で初土俵。

◆サイズ、得意 187センチ、177キロ。右四つから寄り、左上手投げ。

◆家族 両親と兄、弟。全員やせ形。血液型はA。

◆好きな女性のタイプ 磯山さやか。「年上の支えてくれそうな人がいい」。

◆趣味 欧州サッカー観戦。アクション映画観賞。

◆夢 一軒家購入。「現金で払えるぐらい稼ぐ」。

◆しこ名 「山」には出身地の富山、愛称の人間山脈、富山市出身の22代横綱太刀山、富山商の故浦山英樹監督への思いが詰まる。